ナマステ、インド在住のアチャみ(まさか、インド。)です!
今回は、家族になった直後にさなを襲ったマダニ感染症についてお話します。
発見は保護施設からの帰り道
4回シェルターへ通い、いよいよさなを家族として迎えた日。
嬉しい気持ちでいっぱいのまま、さなを乗せて車で家へ向かっていた。
その途中、ふとさなの顔を見ると、マダニがついていることに気づいた😢
しかも、すでに皮膚にしっかり噛みついていた。
慌てて近くの動物病院へ向かい、マダニを駆除してもらった。
しかし、その2日後。
いつもならご飯が大好きなさなが、まったく食べない。
ずっと寝ていて、一人になりたがる。
元気もなく、呼んでも反応が薄い。
再び忙いで病院へ…。
診断結果は深刻

血液検査の結果は、マダニが媒介する感染症だった。
検査結果は想像以上に深刻だった。
- ヘモグロビン(Hb):9.8 g/dL(軽度の貧血)
- 白血球数(WBC):3.2×10³/µL(白血球減少)
- 血小板数(PLT):20,000/µL(重度の血小板減少)
やっぱり、お迎えした初日に噛まれていたマダニが原因だった…。
先生からは、
「血小板が2万しかありません。」と言われた。
健康な犬の血小板は約20万~50万。
つまり、さなの血小板は正常の約10分の1しかなかった。
さらに、白血球も少なく、軽い貧血まで起こしていた。
そして先生は、真剣な表情でこう言った。
「このままだと自然出血を起こす危険があります。」
その言葉を聞いた瞬間、頭の中が真っ白になった。
家族になって、まだたった2日。
目の前には、生後3か月の小さなさながいる。
先生と保護施設のスタッフと何度も話し合った結果、さなは一度シェルターへ戻り、治療に専念することになった。
理由は、一日に何度も点滴が必要で、24時間体制での管理が必要なほど危険な状態だったから。
家族として迎えたばかりなのに、また離れ離れにならなければならない。
正直、とてもつらい決断だった。
でも、当時は何よりもさなの命を最優先に考えるしかなかった。
インドのマダニ事情
実は、インドはマダニがとても多い国。
年間を通して暖かい気候のインドでは、マダニが活動しやすく、日本よりも感染リスクが高いと言われている。
先日、さなの担当医とマダニについて話をした。
先生によると、日本では主に春から秋にかけて予防するのが一般的なのに対し、インドでは一年中マダニ予防が必要とのこと。
さらに、寒さの厳しいカナダでは、地域によっては夏の約3か月だけ予防薬を使用するケースもあるそうだ。
同じマダニ対策でも、国や気候によってここまで違うことに驚いた。
さなの経験がなければ、私はマダニの怖さも、予防の大切さも知らないままだったかもしれない。
